第2回研修会 8月31日(火)
13時30分より高知会館の「飛鳥の間」で第2回研修会が開催され,日本技術士会四国支部副支部長の加賀晃次氏が「増田淳の橋梁設計手法と設計思想」,高知丸高の高野広茂社長が「SqCピア工法」,日本プロテクト加賀山肇社長が「ロングスパン・ポケット式落石防護網工法の開発」,構造メンテックの安見和夫社長が「岩堰橋変状と今後の対策」,第一コンサルタンツの兵頭学氏「見学会報告」と題して講演をされました。
加賀氏は講演の最後に,ご自身の経験を元に「人と人のつながりを大切にし,こだわりをもって一つのことをずっと続けておれば,あるときパッと花が開きます」と話されました。
高野社長は,カンボジアの世界遺産アンコールワットに通じる道路に現在架かっている橋を,ステップブリッジで架け替えて,「はりまや橋」という橋名を付けたいと目を輝かせて話されました。
加賀山社長は,高知県や四国建設弘済会から助成金をもらって,四国内の産官学が共同で400キロジュールのエネルギーに耐えられるポケット式落石防護ネット・ロングスパンを開発し,高知,愛媛で既に施工実績ができ,現在は東北,九州からも問い合わせがきていると話されました。
安見氏からは,岩堰橋の現地調査結果,変状の原因に関する考察が発表とされました。
兵頭氏からは,6月の現場見学会で視察した岩堰橋,三好橋,高知から松山,松山から池田,池田から高知の間に車中で行われたセミナーについて詳細な報告がありました。
13時30分から17時まで途中10分の休憩を1回挟んだだけで,熱心に研修会が行われました。参加者は44名でした。
安見理事がカメラマンを担当したため,安見理事の講演写真が欠落しています。
研修会の後,高知新阪急ホテルの屋上ビアガーデンで,講師と理事がジョッキを片手に暑気払いを行いました。8月の研修会の後で暑気払いすることは,10年以上前から橋梁会の恒例行事となっています。
研修会で講師をしていただいた加賀晃次様からご丁寧に礼状を頂きました。