令和3年度 第2回研修会
12月10日(金) (13:30~17:00)
高知会館の白鳳の間で令和3年度第2回研修会を開催した。警戒の続くコロナ渦にもかかわらず,100名と多くの方に参加していただいた。
開会に先立ち,右城会長からコロナ渦にもかかわらず多くの参加申込みがあったこと、また会員の(株)高知丸高が「第4回JAPANコンストラクション国際賞」「グッドカンパニー大賞のグランプリ」を受賞、また、会員会社が設計施工に携わった岩間沈下橋メンテナンス工事が「メンテナンスを支える活動部門 国土交通大臣賞を受賞したことなどの嬉しい報告があった。
最初の講演は,山梨大学の田島客員教授から「水素・燃料電池の現状と今後の動向」と題して,水素・燃料電池の開発当初の苦労話、脱炭素化の有力な手段であることなどの紹介があった、
2番目の講演は,(株)高知丸高の高野会長から,「高知丸高海外活動15年目」と題して,2008年にベトナムで地盤改良、2019年にパキスタンでSqCピア工法等の海外展開の紹介があった。
3番目の講演は,(株)第一コンサルタンツの吉田氏から「ハーフプレキャスト落石防護擁壁(Rsウォール)の開発」と題して,工法説明、実物大実験、工期短縮などの紹介があった。
4番目の講演は,四国ニューレスプ協会の和田氏から,「吹付のり面の補修・補強」と題して,工法概要の説明,既設の裏面を補修・補強してのり面を再構築することの重要性等の紹介があった。
5番目の講演は,(株)横河ブリッジの目方氏から,「大栃橋上部工の工事報告」と題して,鋼中路式ニールセンローゼ橋の架設について、橋梁概要、架設方法等の紹介があった。
忘年会(17:30~19:30)
高知県では新型コロナウイルスの感染者の発生が沈静化していることから、研修会の後,会場を飛鳥の間へ移して2年ぶりに忘年会を開催した。会場では定員を設けて参加人数を制限し,高知会館の感染症対策に基づくとともに,返杯・献杯を原則禁止して開催した。
右城会長による開会の挨拶の後,名誉会員である参議院議員の高野光二郎先生(向井秘書の代読)の挨拶をいただいた。そして,矢田部教授の乾杯の音頭により、参加者同士で久しぶりの忘年会を開始した。
令和3年度 第1回研修会
4月16日(金) 13:30~16:55
高知会館の白鳳の間で令和3年度第1回研修会を開催した。警戒の続くコロナ渦にもかかわらず,132名と多くの方に参加していただいた。研修会に際しては、コロナ予防対策として全員のマスク着用,受付時の手指消毒や検温,演台にアクリル板設置などを行った。
開会に先立ち,右城会長からコロナ渦にもかかわらず多くの参加申込みがあったこと、また高知丸高の高野広茂会長が開発した「長尺橋梁」が四国産業技術大賞の『最優秀革新技術賞』と『高知県発明協会会長賞』を受賞、廣井勇の銅像が完成し明日除幕式を迎えることの嬉しい報告があった。
最初の講演は,高知県土木部技術管理課長の渡邊隆也氏から「建設分野のデジタル化」と題して,建設業デジタル化促進モデル事業,ICT活用工事,遠隔臨場の実施状況,新型コロナウイルスへの対応など,高知県の取り組みの紹介があった、
2番目の講演は,エターナルプレザーブ(株)の久保幹男氏から,「ジオシンセティックス液状化変形抑制工法」と題して,液状化時の道路盛土被害状況,液状化変形抑制工法(SECURE-G)の開発経緯や製品概要,橋台背面アプローチ部や津波避難高台等での施工実績の紹介があった。
3番目の講演は,岡三リビック(株)の木村壮一氏から「テラグリッド工法」と題して,従来のジオテキスタイル補強土壁工法の壁面材をグランドセルに変更したとした新工法,軽量でコンパクト,施工事例などの紹介があった。
4番目の講演は,(株)ジャパン・インフラ・ウェイマークの春田健作氏から,「ドローンを活用した橋梁点検・今後の展開」と題して,搭載しているAIが障害物を自動的に回避,人間の高い操作技術を必要としない,データの三次元化などの紹介があった。その後,研修会場の照明施設(障害物)を回避したデモ飛行を行った。
定例総会 17:00~17:30
第1回研修会の後,研修会と同じ白鳳の間で正会員55社のうち37社の出席にて令和3年度の定例総会を開催した。
定例総会では,右城会長による開会の挨拶の後,令和2年度の事業報告・収支決算報告・監査報告,令和3年度の事業計画・収支予算案,役員改選について満場一致で承認された。
役員改選では,柴田理事の転勤に伴い後任の深川理事が就任した。その他の理事は全員留任した。
12月20日(日)
第14回高校生橋梁模型コンテスト
14回目となる高校生橋梁模型コンテストが高知みらい科学館(オーテピア5階)で開催された。高知県橋梁会も共催しているため,右城会長が審査委員長,岡林理事と兵頭会員が審査員として出席しました。
今年度は実行委員会を発足し,一般の方への模型展示と人気投票,テレビ番組での紹介なども行いました。
今回は7県から7校13チーム,オープン参加3チームの合計16チームが参加しました。 今回もレベルの高い模型が多く,様々な創意工夫やアイデアが見られました。
優勝はデザイン性と構造性で最も優れ,載荷重量40kgをクリアした高知工業高校定時制A(279点)でした。オープン参加の第一コンサルタンツAは284点と高得点を取得しました。
高知工業高校定時制の橋梁模型は,県外で開催されたコンテストでも優秀な成績を残しているいなど,橋梁模型は非常にレベルの高い模型となっています。今後も県内外のコンテストで活躍することを期待しています。
12月11日(金)
令和2年度 第1回研修会
高知会館の白鳳の間で令和2年度第1回研修会を開催した。参加申込みは106名であったものの,2日前に高知県のコロナ感染ステージが特別警戒へ引き上げられたことにより、実際の参加は86名であった。しかしながら,警戒の続くコロナ渦にもかかわらず,多くの方に参加していただいた。
今年度は新型コロナウイルスの影響を受け、4月と8月の研修会を中止し、12月が第1回研修会となるなど、研修会は今回の1回のみの開催となった。また,本日4講演のうち1番目の講師が変更となり,忘年会も中止することとなった。研修会の開催に際しては、全員のマスク着用、受付時の手指消毒や検温、講師のマウスシールド着用などの予防対策を行った。
開会に先立ち,5月6日に逝去された本会2代目会長の村山名誉会員(享年102歳)のご冥福をお祈りし,参加者全員で黙祷を捧げた後,右城会長から故・村山名誉会員の訃報時の状況,コロナ渦により大勢で見送れなかったこと,故人との思い出を含めた挨拶があった。本会会員の高知丸高の高野広茂会長が開発した「長尺橋梁」が,四国産業技術大賞の『最優秀革新技術賞』と『高知県発明協会会長賞』に選ばれたこと,本会で講師をしていただいた東京大学チョン准教授と第一コンサルタンツ楠本会員らによる連名論文「四万十川・岩間沈下橋の損傷調査と補修」がイギリス土木学会のテルフォード記念賞を受賞したことの嬉しい報告があった。
最初の講演は,(株)ピーエス三菱の鴨谷知繁氏(代理:柴田卓也)から「橋梁の長寿命化と水中橋脚の強靱化に関する開発技術について」と題して,橋梁補修・補強工法のリバッシブル工法、ZNカートリッジ工法、PCコンファインド工法の工法概要、施工手順,施工実績などの紹介があった。
2番目の講演は,協和ゴム(株)の寺阪剛氏から「ボルトナット防錆キャップについて」と題して,
防錆キャップ「まもるくん」の製品概要,複合サイクル試験の内容絵と200サイクルのクリア,設置事例などの紹介があった。
3番目の講演は,(一社)日本アセットマネジメント協会の戸谷有一氏から「実践!地域のアセットマネジメント」と題して,富山市におけるインフラ老朽化対策、橋梁マネジメントにおける課題,点検・診断業務の改善点など,今後に向けた新たな仕組みと対応策の紹介があった。
4番目の講演は,(一社)日本アセットマネジメント協会の戸谷有一氏から「アセットマネジメントをどうインフラ管理に活かすか」と題して,アセットマネジメントを巡る環境や社会の変化,プロセスの重要性、経験談として建設側と維持管理側の双方からの視点による見解などがあった。
10月6日(火)
けんせつの絵コンテストの審査会
けんせつの絵コンテスト審査会(主催:(一社)高知県建設業協会,高知県建設系教育協議会)が高知工業高校で開催され, 高知県橋梁会からは横田理事が審査員として出席した。
けんせつの絵コンテストは,園児から中学生までの子供達に建設工事に関する絵を描いてもらい,各賞を表彰する。
今回は,全280作品の中から優秀賞・グッドチャレンジ賞・メルヘン賞・努力賞を選出し,優秀賞の中から2作品を「高知県知事賞」と「高知市長賞」として選出した。受賞した作品は11月8日(日)に高知市中央公園で開催される「こうち防災フェスタ2020」で表彰・展示される。
[写真:高知県知事賞を受賞した絵]
令和2年5月6日
二代目会長 村山名誉会員のご逝去
本会の二代目会長(昭和57年~平成8年)の村山保名誉会員が、5月6日午前4時3分に享年百二歳の生涯を閉じられました。
数年前まではお元気な姿で研修会や懇親会にも参加されていました。ご家族によると一年半前より介護施設に入っており,コロナ渦の状況であることから,葬儀は家族だけて執り行ったとのことでした。コロナ渦さえなければ大勢の方に見送られて旅立つことができたかと思うと,本当に残念でなりません。
故・村山名誉会員は,高知県内の工業高等学校長,高知県技術士会初代会長,高知県建設高等職業訓練二代目校長などを歴任され,高知県の建設業界の発展に大変尽力されました。村山先生からご教授いただいた技術・知識は次世代にも引き継がれ,さらなる発展にもつながることと思います。
ここに謹んでご冥福をお祈りいたします。
・平成24年6月27日に開催した「創立35周年記念式典」の写真
下段中央が右城会長と故・村山名誉会員
1月19日(日)
高校生橋梁模型コンテスト
第13回目となる高校生橋梁模型コンテスト(主催:四国高等学校土木教育研究会)が高知工業高等学校で開催された。高知県橋梁会も共催しているため,右城会長が審査委員長,岡林理事と兵頭会員が審査員として出席した。
今回は高知工業高校(定時制),吉野高校(奈良県)、京都工学院高校、和歌山工業高校,の4校から9チームの参加があった。
コンテストは強度,構造性やデザイン性,軽量性の3項目で評価する。
今回もレベルの高い模型が多く,何回も失敗を繰り返し苦労しながら創意工夫したもの、繊細なデザインなど多く見られた。
優勝は40kgをクリアし軽量性やデザイン性で評価の高かった高知工業高校定時制B(284点)、準優勝は僅か2点差で及ばなかった高知工業高校定時制A(282点)であった。
12月13日(金)
令和元年度 第3回研修会(13:30~17:00)
高知会館の白鳳の間で令和元年度第3回研修会を開催した。年末の多忙な時期にもかかわらず,105名と多くの方に参加していただいた。
開会に先立ち,右城会長からアフガニスタンで亡くなった中村哲氏のこれまでの活動について紹介があった。また,本会の前副会長である中村和弘氏が厚生労働大臣表彰を受賞したことの報告と中村氏から挨拶をいただいた。
今回は4つの講演があった。最初の講演は
川田テクノシステム(株)の塩手氏から「BIM/CIM対応3次元CAD(V-nasClair)の紹介」と題して,BIM/CIMの概要,3DCADの紹介,国土地理院地形図やグーグルアース、ストリートビューとの互換性などの紹介があった。
2番目の講演は,(株)トーカイスパイラルの丹下氏から「橋梁用TSステンレス排水装置について」と題して,橋梁上部工に設置する排水管や排水桝について実物を用いた説明,様々な形状への対応であること,補修工事における多用な要求への対応事例などがあった。
3番目の講演は,(株)高知丸高の高野会長から「基礎のパイオニア 高知丸高の半世紀」と題して,会社の紹介,ダウンザホール工法やステップブリッジの難工事,海外への展開、パキスタンでは上部からの落石にも注意しながらの難工事等の紹介があった。また、新商品開発の裏側には失敗もたくさんあること,技能や資金よりもトップの決断力が最も大切であることの経験談の紹介もあった。
4番目の講演は,(株)第一コンサルタンツの須内氏から「ミャンマーへ高等学校寄贈」と題して,ミャンマー連邦共和国の概要,高等学校寄贈の経緯,起工式や落成式の様子,今後の課題などの紹介があった。
8月30日(金)
令和元年度 第2回研修会(13:30~17:00)
高知会館の白鳳の間で令和元年度第2回研修会を開催した。年度半ばの多忙な時期にもかかわらず,参加者が107名と多くの方に参加していただいた。
開会に先立ち,右城会長から佐賀県で発生した豪雨災害等の防災に関する話題,本研修会の講師の紹介を行った。続いて,本研修会でも講演したいただくなど,日頃から研修会や懇親会に参加していただいている久保博道氏より,今秋予定されている高知市長選への強い思いや決意表明などの挨拶をいただいた。
今回は4つの講演を行った。最初の講演は,日本製鉄(株)の吉原健郎氏から「国土強靱化ソリューション(鋼管杭,鋼矢板工法)」と題して,道路や鉄道の地震対策工法(6工法)の紹介があった。ジャイロプレス工法では,高知海岸の堤防補強として採用されていること,鋼管矢板基礎の継手部の工夫などについて説明された。
2番目の講演は,(株)高知丸高のスモー・テッハン氏より「ミャンマーの教育事情」と題して,出身国であるミャンマーの紹介,高校の成績で進学する大学が決定する教育制度,日本語の習得を活かした就職状況等について説明された。
3番目の講演は,(株)ビービーエムの高野真氏より「支承便覧の改訂のポイント(ゴム支承の設計の考え方)」と題して,ゴム支承の基本説明,平成30年12月付けで改訂された支承便覧の改訂内容等について説明された。
4番目の講演は,西川理事より「駒井ハルテック和歌山工場見学と高野山観光」と題して,7月12日(金)~13日(土)の現場見学会(参加者18名)の報告があった。
懇親会(17:30~19:30)
研修会の後,会場をザ・クラウンパレス新阪急高知のビアガーデンに移し,懇親会を開催した。8月研修会後のビアガーデンによる暑気払いは毎年恒例となっている。今年も研修会参加者の半数近く55名の参加があり、非常に盛会となった。
懇親会は森下理事の乾杯の音頭で始められ,まだまだ暑さの残る時間帯のため,汗を流しながらジョッキを片手に親睦を深めた。
会場の予約は「高知県橋梁会」と伝えていたものの,会場へ行くと「高知県療養会」の名札となっていた。一般の方にとって「橋梁」という単語はなじみの薄いものなのか。
7月12日(金)~13日(土)
令和元年度 現場見学会
3年ぶりとなる現場見学会を1泊2日で開催した。参加者は18名であった。
1日目は,和歌山県日高郡由良町にある「駒井ハルテック和歌山工場」を見学した。会社や工場説明のあと、高知市高須で架橋している高知南国道路の国分川橋の3Dモデル、VRを体験した。工場内では、鋼板から桁製作までの流れ、国分川橋で架設予定の箱桁を見学した。分かりやすい説明など,工場関係者の皆様には大変お世話になった。
工場見学の後,バスにて龍神温泉にある季楽里へ移動し,温泉や懇親会を楽しんだ。
2日目は高野山を観光した。高野山は弘法大師空海の開いた修行道場で,街全体が観光都市となっている。奥の院では,大師が御入廷された中心聖地である御廟を参拝し,参道の両側に多くの墓石や供養塔が立ち並んでいた。高野山真言宗の総本山である金剛峯寺では,多くの寺塔や貴重な文化財などを観光した。想像をはるかに上回るスケールの大きい街であった。
1泊2日の見学会は,一昨年の和歌山県が参加者少なく,昨年の岡山~広島県が7月豪雨で中止となった。3年ぶりとなった今回の見学会では,参加者同士の交流がよりいっそう深めることができたものと思われる。 →詳細はこちら
6月5日(水)理事の歓送迎会
長年にわたり橋梁会理事を務めていただいた武内豊氏が、5月30日付けで北村商事(株)を退職された。これに伴い、武内豊氏から横田穰二氏への理事交代ついて、理事会において理事の満場一致により承認された。
武内前理事の送別会と横田新理事の歓迎会を「睦月処 穂寿美」で行った。
武内前理事は、平成17年度より約14年間にわたり理事として橋梁会の企画・運営にご尽力いただいた。今後は、横田新理事とともに高知県橋梁会をさらに盛り上げるよう、全理事一丸となって進んでいく所存である。
4月11日(木)
平成31年度 第1回研修会(13:30~16:50)
高知会館の白鳳の間で平成31年度第1回研修会を開催した。年度初めの何かと多忙な時期にもかかわらず,参加者150名と多くの方に参加していただいた。開会に先立ち,右城会長から本研修会の講師の紹介,働き方改革と実情のギャップ,5月23日に開催される「廣井勇を顕彰する講演会」の紹介があった。
今回は4つの講演があった。最初の講演は富士フイルム(株)の川尻洋平氏から「コンクリート構造物のひび割れ画像診断支援技術(ひびみっけ)」と題して,コンクリート構造物の維持管理や点検業務おける省力化・省人化を目指し、ひび割れを簡単に抽出する新システムとして、カメラ撮影からソフトへのインプット、損傷のアウトプットまでの一連の操作方法を紹介された。
2番目の講演は,三井共同建設コンサルタント(株)の椎葉英敏氏から「施工時における気温上昇や外部拘束を想定した温度ひび割れ対策」と題して,道路橋示方書の改訂により記載されたマスコンクリートの温度ひび割れのメカニズムや解析方法,課題と解決策等について設計事例に基づいて紹介された。
3番目の講演は,(株)補強土エンジニアリングの小川憲保氏から「廃ガラスびんから作った軽量盛土材(スーパーソル)」と題して,廃ガラスびんから製造する軽量盛土材について,製造工程・材料特性・土質定数・施工状況等について紹介された。
4番目の講演は,東京大学大学院の全(ちょん)准教授から「橋梁点検におけるAIの活用」と題して,AIは様々な分野で活用されている,人間の代わりになるほど万能ではないが大量の情報を瞬時に処理できる,作業の効率化で必須なこと,今後の展望等についてご教授頂いた。
定例総会(16:50~17:20)
第1回研修会の後,研修会と同じ白鳳の間で正会員52社のうち37社の出席にて平成31年度の定例総会を開催した。
定例総会では,右城会長による開会の挨拶の後,平成30年度の事業報告・収支決算報告・監査報告,平成31年度の事業計画・収支予算案,役員改選について満場一致で承認された。
全ての議事を終えた後,平成31年4月付けで入会された愛媛三段ブロック(株)より入会の挨拶をいただいた。
懇親会(17:30~19:30)
定例総会の後,会場を飛鳥の間に移して懇親会を開催した。参加者は講師を含めて77名と大盛会であった。
右城会長による開会の挨拶では,懇親会の申込み多数により会場を平安の間から飛鳥の間へ変更したこと等の挨拶があった。
久保県議による来賓挨拶では,これまで高知県庁の土木畑で構造設計を好んで歩んできたこと,橋梁会はホームグラウンドに帰ってきたような気分になること,県議選を含む近況報告や今秋に向けての目標等の挨拶をいただいた。
そして,矢田部教授による乾杯の音頭により,参加者同士の親睦を深める懇親会を開始した。
12月16日(日)
高校生橋梁模型コンテスト
第12回目となる高校生橋梁模型コンテスト(主催:四国高等学校土木教育研究会)が高知工業高等学校で開催された。高知県橋梁会も共催しているため,右城会長が審査委員長,岡林理事・矢田会員・兵頭会員が審査員として出席した。
橋梁模型は,高知工業高校(全日制,定時制),和歌山工業高校,吉野高校(奈良県)の3校から9チームの参加があった。
コンテストは強度,構造性やデザイン性,軽量性の3項目で評価する。回を重ねる毎に模型のレベルは上がっているものの,載荷重量の上限40kgをクリアしたのは2チームと昨年より少なかった。
優勝は40kgをクリアしデザイン性と軽量性の評価も高かった吉野高校,準優勝は僅か1点差で及ばなかった和歌山工業高校であった。
12月14日(金)
平成30年度 第3回研修会(13:30~17:00)
高知会館の白鳳の間で平成30年度第2回研修会を開催した。年末の多忙な時期にもかかわらず,103名と多くの方に参加していただいた。
開会に先立ち,右城会長から今年の漢字「災」が示すように多くの災害が発生した,参加者が多くなり会場を1ランク広くしたこと,本研修会の講師の紹介があった。
今回は4つの講演を行った。最初の講演は,會澤高圧コンクリート(株)の中村氏から「自己治癒コンクリート(バジリスク)」と題して,バクテリアによるコンクリート補修のメカニズムの説明,構造物新設時に混入させる方法,既設構造物の塗布して治癒する方法等の紹介があった。
2番目はジェコス(株)の鳥取氏と大野氏から「仮設橋梁における大型クレーン対応と仮設山留の工期短縮」と題して,仮設橋梁のPSBRISと土留支保工のEcoラム工法について、製品の概要と施工事例の紹介があった。
3番目は(株)久本組の河野氏から「高等学校普通科卒の女性でも技術士になれる!」と題して,仕事や技術士試験への取組,(公社)日本技術士会理事としての活動内容の紹介があった。
4番目は(株)アンプルの北川氏から「災害の危険性とリスクコミュニケーション」と題して,国土強靱かと災害,防災と減災の使い分け,安心は安全の的など災害とリスクについて講演があった。
忘年会(17:30~19:30)
研修会の後,会場を飛鳥の間へ移して忘年会を開催した。参加者は講師を含めて65名と盛況であった。
開会に先立ち,右城会長より来賓である高野先生と久保先生の紹介,参加者が多くなり会場を広くしたこと等の挨拶があった。
開会の挨拶の後,参議院議員の高野光二郎先生より来賓の挨拶をいただいた。
続いて,高知県議会議員の久保博道先生による高らかな乾杯の音頭で忘年会が始められた。講師や参加者同士でより親交を深めることができた忘年会となった。
8月27日(月)
平成30年度 第2回研修会(13:30~17:00)
高知会館の飛鳥の間で平成30年度第2回研修会を開催した。年度半ばの多忙な時期にもかかわらず,参加者が106名と多くの方に参加していただいた。開会に先立ち,右城会長から7月豪雨で多くの被害が発生した,7月に予定していた現場見学会(岡山県)を中止したこと,災害復旧対応で参加申込みの減少を懸念していた,本研修会の講師の紹介などの挨拶があった。
今回は5つの講演があった。最初の講演は日本プロテクト(株)の加賀山肇氏から「落石対策便覧に基づいた落石防護工の性能検証実験」と題して,落石対策便覧(H29.12)の改訂概要,高エネルギー吸収型落石防護網(ロングスパン工法)の実験概要,落石防護柵(SRフェンス)の施工事例などの紹介があった。
2番目の講演は(有)創友の宮崎洋一氏から「車両用コンクリート防護柵の開発」と題して,中央分離帯に設置するプレキャストコンクリート防護柵の四国内での製造によるコスト縮減等の開発経緯,開発時の課題や工夫,実証実験の報告,施工事例等の紹介があった。
3番目の講演は日之出水道機器(株)の丸岡良博氏から「ダクタイル鋳鉄製伸縮装置」と題して,道路施設として十分実績のあるマンホール蓋の技術を応用して開発された伸縮装置について,走行性・水密性・耐久性・施工性・維持管理性の説明,全国での施工実績等の紹介があった。
4番目の講演は(株)第一コンサルタンツの楠本雅博氏から「四万十川の沈下橋の損傷と補修」と題して,岩間沈下橋(橋長120m、10径間)のP7橋脚(鋼管杭)がカルマン渦の土砂巻き上げにより下流側が損傷している,グラウト充填による応急対策,あて板補強による永久対策等の紹介があった。
5番目の講演は四万十コンクリート(株)の野村満雄氏から「7月豪雨災害の復旧における留意点」と題して,7月豪雨の状況,激甚災害制度の概要,災害査定の効率化(簡素化),調査不可能時の対応方法,工法選定時のポイントや工法変更例などについて分かりやすく説明していただいた。
8月27日(月)
懇親会(17:30~19:30)
研修会の後,会場をザ・クラウンパレス新阪急高知のビアガーデンに移し,懇親会を開催した。8月研修会後のビアガーデンによる暑気払いは毎年恒例となっている。今年も研修会参加者の半数近く47名の参加があり、非常に盛会となった。
懇親会は矢田部教授の乾杯の音頭で始められ,まだまだ暑さの残る時間帯であったが,ジョッキを片手に談笑しながら親睦を深めた。
4月23日(月)
平成30年度 第1回研修会(13:30~16:50)
高知会館の飛鳥の間で平成30年度第1回研修会を開催した。年度初めの何かと多忙な時期にもかかわらず,参加者が137名と多くの方に参加していただいた。開会に先立ち,右城会長から参加人数が過去3番目に多い,本研修会の講師の紹介,5月14日に開催される「廣井勇を顕彰する会」の紹介があった。
今回は4つの講演があった。最初の講演は日特建設(株)の金舛能史が「橋梁基礎などにおける耐震補強技術について」と題して,構造物の耐震性を向上させるための基礎地盤の地盤改良工法(薬液注入,グラウト注入)と,切土面等の吹付け法面の補修技術の紹介があった。
2番目の講演は五大開発(株)の関家史郎氏が「土砂災害防止法に基づく基礎調査業務の外業支援システム(急傾斜対応)」と題して,システムの開発経緯,外業と内業の作業内容とデータ管理方法、インプットデータとアウトプットデータについて紹介があった。
3番目の講演は(株)第一コンサルタンツの松本洋一氏が「技術士合格体験談」と題して,15回以上受験した長い道のりを踏まえ,試験への取り組み方や苦労話,合格時の気持ちの変化,支援いただいた方々への感謝など、これからの受験生にとって有意義で貴重な体験談の紹介があった。
4番目の講演は高知工業高等専門学校の近藤拓也准教授が「鉄筋コンクリートの限界状態設計法」と題して,道路橋示方書(平成29年11月改訂)で設計計算方法が変わったことに伴い,改訂前の許容応力度法と改訂後の限界状態設計法について解説していただいた。
定例総会(16:50~17:20)
第1回研修会の後,天平の間に移して平成30年度の定例総会を開催した。正会員50社のうち35社が出席した。
定例総会では,平成29年度の事業報告・収支決算報告・監査報告,平成30年度の事業計画・収支予算案が満場一致で承認された。
役員改選期ではないが,村田理事の転勤に伴い後任の柴田理事が就任した。
会員紹介では,平成29年度中に入会した岡三リビック(株)四国支店,(株)建設マネジメント四国 高知営業所,(株)新晃総合コンサルタント,松井建材(有),平成30年度に新規入会する四万十コンクリート(株)の紹介,平成29年度付で退会する青木建設(株)の報告があり,正会員が51社となった。
懇親会(17:30~19:30)
定例総会の後,会場を飛鳥の間に移して懇親会を開催した。参加者は講師を含めて60名と盛会であった。
右城会長による開会の挨拶の後,矢田部教授による乾杯の音頭で懇親会が始められた。
1月13日(土)
高校生橋梁模型コンテスト
第11回目となる高校生橋梁模型コンテスト(主催:四国高等学校土木教育研究会)が高知工業高等学校で開催された。高知県橋梁会が共催しているため,右城会長が審査委員長,西川理事と岡林理事が審査員として出席した。
橋梁模型は,高知工業高校,安芸桜ヶ丘高校,新見高校(岡山県)、京都工学院高校,和歌山工業高校,吉野高校(奈良県)の6校から12チーム,(株)第一コンサルタンツ(オープン参加)から1チームの合計13チームであった。
コンテストは強度,構造性やデザイン性,軽量性の3項目で評価する。回を重ねる毎に模型のレベルが上がっており,載荷重量の上限40kgを7チームがクリアした。
優勝は評価3項目全てで優れていた京都工学院高校Bチーム,準優勝は僅かに及ばず高知工業高校定時制が受賞した。
12月8日(金)
平成29年度第2回研修会(13:30~17:00)
高知会館の飛鳥の間で平成29年度第2回研修会を開催した。年末の多忙な時期にもかかわらず,参加者が106名と多くの方の参加していただいた。
開会に先立ち,右城会長から高知県内の橋梁損傷事例とあわせて維持管理の重要性,橋梁設計の基準書となる道路橋示方書の改訂概要のあと,本研修会の講師(5名)の紹介があった。
今回は5つの講演があった。最初の講演は,(株)ゴウダの服部氏が「土木用摩擦低減材(フリクションカッター)」と題して,粘性土地盤における鋼矢板引抜時の土砂付着を低減し,周辺への影響を抑制する工法の紹介があった。
2番目は(株)横河ブリッジの掘井氏が「道路橋示方書 共通編と鋼橋・鋼部材編の改訂」と題して,示方書の改訂経緯や内容など,分かりやすく説明していただいた。
3番目は(株)ニコン・トリンブルの永野氏が「Nivo-iひび割れ時津計測システム」と題して,ひび割れを自動的に計測するシステムの開発,次回調査時にも対比しやすいなどの紹介があった。
4番目はNME研究所の野澤氏が「ブリッジハンガーとは」と題して,車両通行の確保や橋梁点検車が進入できない狭小幅員で適用性の高い作業移動式橋梁検査路の紹介があった。
5番目は日本興業(株)の津郷氏が「耐塩害・高耐久性コンクリート用混和材(クロロガード)」と題して,塩化物イオンの浸透抵抗性が高く圧縮強度も高めることのできる混和材の紹介があった。
忘年会(17:30~19:30)
研修会の後,会場を平安の間に移して忘年会を開催した。参加者は講師を含めて58名と盛況であった。
右城会長による開会挨拶の後,高野光二郞参議委員議員に来賓の挨拶(山崎秘書による代読)をいただいた。当会の吉田副会長が構営技術コンサルタント(株)の代表取締役社長に就任したことを祝う花束贈呈が右城会長より行われた。そして矢田部教授の乾杯の音頭で忘年会が始められた。
10月25日(水)
高知県橋梁会の吉田幸男副会長が、構営技術コンサルタントの2代目社長に就任した。
橋梁会の理事で就任祝いをさせていただいた。
10月10日(火)
けんせつの絵コンテスト審査会(主催:(一社)高知県建設業協会,高知県建設系教育協議会)が高知工業高校で開催され, 高知県橋梁会からは村田理事が審査員として出席した。
けんせつの絵コンテストは,園児から中学生までの子供達に建設工事に関する絵を描いてもらい,各賞を表彰する。
今回は,全321作品の中から優秀賞・グッドデザイン賞・メルヘン賞・努力賞を選出し,優秀賞の中から2作品を「高知県知事賞」と「高知市長賞」として選出した。受賞した作品は11月5日に高知市中央公園で開催される「こうち防災フェスタ2017」で表彰・展示される。
8月28日(月) 高知県橋梁会創立40周年記念式典・祝賀会
昭和52年に設立され今年で創立40周年を迎えましたので,サンピアセリーズにて創立40周年記念式典・祝賀会を開催しました。総合司会は(公社)日本技術士会理事の河野千代氏に努めていただきました。
第1部 講演(13:00~16:20)
レインボーホールで「第1部 講演」を開催した。来賓や理事OB、会員会社、協賛会社など参加者が225名と多く、盛大な講演会となった。
開会に先立ち(公社)土木学会四国支部 商議員 横井克則氏より,橋梁会は継続して活発な研修会を実施しているなど、主催者挨拶があった。
第1部は主催が高知県橋梁会・(公社)土木学会四国支部・高知県防災関連産業交流会の3団体が,協賛が(一社)高知県建設業協会・(一社)高知県測量設計業協会・高知県技術士会の3団体により2つの講演を行った。
まず高知県橋梁会創立40周年記念講演として,京都大学大学院教授 内閣官房参与の藤井聡先生が「超インフラ論 ~高知強靱化と四国新幹線が高知を救う~」と題して,日本はインフラ後進国である,全ての政令指定都市は新幹線が整備されている,四国新幹線を整備して都市を活性化し四国に政令指定都市を,水道と同じようにインフラを整備することなど,蓄積されたデータに基づいてインフラ整備の重要性について講演をいただいた。
2つ目は高知県防災関連産業交流会特別講演として,台湾国立中央大学教授の王仲宇先生が「台湾における橋梁の健全性の診断」と題して,台湾でも大きな災害や経年劣化により橋梁が損傷している,有限要素法を用いた解析の有効性,有限要素法によるシミュレーション解析で河床洗掘・地震・津波・地すべり・橋梁の振動等について,実際に発生した現象を高精度で再現できることについて講演をいただいた。
第1部の講演はテレビと新聞の取材をうけ,講演の様子が夕方の番組で放送され,翌日の高知新聞の朝刊に掲載されました。
第2部 高知県橋梁会創立40周年記念式典
(16:30~17:40)
会場をマリンホールに移して記念式典を開催した。来賓や理事OB、会員会社、協賛会社など参加者が104名と多く、盛大な記念式典となった。
右城会長より,高知県橋梁会の変遷,初代会長の石川貴泉氏,二代目会長の村山保氏,三代目会長の玉井佐一氏の紹介,平成19年より四代目の会長を務めているなどの式辞があった。
来賓祝辞では,参議院議員の高野光二郞先生,四国地方整備局高知河川国道事務所長の新宅幸夫氏,高知県土木部長の福田敬大氏より祝辞をいただいた。また,出席いただいた15名の来賓紹介があった。
理事OBの紹介および挨拶では、川上剛男氏,中村和弘氏,安見和夫氏,松原高志氏,岡本圭吾氏による橋梁会での思い出や近況報告があった。
その後レインボーホールに移動し,出席者全員で記念撮影を行った。
第3部 祝賀会(17:40~19:40)
レインボーホールにおいて祝賀会を開催した。参加者は94名と多く,アトラクションもあるなど盛会となった。
右城会長の挨拶の後,王先生から橋梁会へ台湾のお酒をいただき,右城会長から王先生へ土佐和紙を使用した水彩画をプレゼントした。
来賓挨拶として高知県商工労働部参事の栗山典久氏,高知工科大学の甲斐教授に挨拶をいただいた後,愛媛大学の矢田部特命教授による乾杯の音頭で祝賀会を開催した。
高知の地酒コーナーを設置して人気の高い10品を用意し,歓談の途中にアトラクションとして山田太鼓伝承会に和太鼓を披露していただいた。
二次会(20:30~)
祝賀会のあと「料亭濵長」に移動して二次会を開催した。参加者は42名と多く盛会となった。
青森から来高していただいた(株)技研の鷲尾社長による乾杯の音頭のあと,高知のお酒とお座敷遊びを満喫した。
お座敷遊びでは,小気味良いメロディーにのって踊る「しばてん踊り」,天狗杯とひょっとこの盃による「べくはい」,お酒のロシアンルーレットといわれる「菊の花」などにより大いに盛り上がった。
4月21日(金)
平成29年度 第1回研修会(13:30~17:00)
高知会館の飛鳥の間で第1回研修会を開催した。年度初めの何かと多忙な時期にもかかわらず、参加者が104名と多くの方に参加していただいた。開会に先立ち,右城会長から40周年記念事業の開催,発足当時の経緯や歴史,本研修会の講師(6名)の紹介があった。
今回は5つの講演があった。最初の講演は,前田工繊(株)の中井氏が「巻き立て系補強工法」と題して,既設コンクリート構造物の補強工法である連続繊維シート巻き立て工法とポリマーセメントモルタル巻き立て工法の紹介があった。
2番目はフリー工業(株)の小池氏が「新しい逆巻き工法」と題して,施工時においても斜面の安全性を確保する法面対策工の逆巻き工法として補強材とのり面工の紹介があった。
3番目は高知県コンクリート製品工業組合の川崎氏が「新しく開発した大型ブロック積み擁壁(アントラーⅡ)」と題して,建設現場の労働力不足時代を迎える中,施工の簡素化を図ることを目的として開発されたアントラーⅡの紹介があった。
4番目は(株)ロイヤルコンサルタントの大西氏と構営技術コンサルタント(株)の野中氏が「技術士合格体験談」と題して,試験への取り組み方や苦労話,合格時の気持ちの変化,支援いただいた方々への感謝など、これからの受験生にとって有意義で貴重な体験談の紹介があった。
5番目は高知県商工労働部の揚田氏が「高知県IoT推進ラボ研究会の取り組み」と題して,担い手不足を迎える中,デジタル化とネットワーク化で生産性を向上させる取り組み,高知県における第一次産業での実績などの紹介があった。
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定例総会(17:00~17:30)
第1回研修会の後,天平の間に移して平成29年度の定例総会を開催した。正会員46社のうち37社が出席した。
定例総会では,平成28年度の事業報告・収支決算報告・監査報告,平成29年度の事業計画・収支予算案,役員改選,新入会員が満場一致で承認された。
新入会員では,平成28年度中に入会した(株)イチイコンサルタントと前田工繊(株)四国支店の紹介,平成29年度に新規入会するフリー工業(株)が紹介され,正会員が47社となった。
懇親会(17:30~19:30)
定例総会の後,会場を飛鳥の間に移して懇親会を開催した。参加者は講師を含めて54名と盛会であった。
右城会長による開会の挨拶の後,平成29年度の新入会員であるフリー工業(株)に挨拶をいただき,森下理事による乾杯の音頭で懇親会が始められた。
1月31日(火)高知県建設系教育協議会(4K)設立10周年記念行事
18時から高知会館で設立10周年記念行事があった.
第一部では高知工科大の五艘先生より「10年間の活動報告」があった.
第二部の懇親会では,高知大学原忠教授の挨拶の後,高知県建設業協会の川上勲夫氏と高知県橋梁会の右城猛会長が来賓挨拶,続いて初代4Kの会会長の草柳俊二先生,初代副会長の寺田幸博先生,平田健一先生の挨拶があった.
乾杯は,実質的に4Kの会を立ち上げた初代事務局長の永井博之氏が発声の音頭をとられた.
1月31日(火)平成28年度高知県建設系教育協議会理事会
高知工業高校会議室で16時より理事会があり,高知県橋梁会からは右城猛会長が出席した.
議事の内容は下記の通りであった.
報告事項
平成28年度学ぶ会(第11回)報告
けんせつの絵コンテスト報告
第三弾 四阿建設プロジェクト報告
課題研究支援・発表会の実施報告
平成29年度活動計画
審議事項
会則の修正について
12月17日(土) 高校生橋梁模型コンテスト
第10回目となる高校生橋梁模型コンテスト(主催:四国高等学校土木教育研究会)が高知工業高等学校で開催された。高知県橋梁会が共催しているため,右城猛会長が審査委員長,楠本雅博会員が審査員として出席した。
橋梁模型は,高知工業高校,安芸桜ヶ丘高校,和歌山工業高校,伏見工業高校の4校から11橋,(株)第一コンサルタンツ(オープン参加)から1橋の合計12橋であった。
回を重ねる毎に模型のレベルが上がっている。最初の頃は、模型の最大耐荷力は17kgであったが、第7回は43kgを記録した。第8回目からは載荷荷重の上限を40kgに定め、軽量性とデザインや構造性を競うようになっている。
今大会では40kgを高知工業高定時制Aチームと伏見工業高校Aチームがクリアーしたが、軽量指数(模型強度÷模型重量)が大きかった高知工業高校が優勝、伏見工業高校は準優勝となった。
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12月9日(金)
平成28年度 第3回研修会(13:30~17:00)
高知会館の飛鳥の間で第3回研修会を開催した。
年末の多忙な時期にもかかわらず,参加者が93名と多くの方の参加していただいた。
今回は3つの講演があった。最初の講演は,(株)高知丸高の高野会長と小西氏,愛媛大学の全准教授が「20m長尺プレファブ橋梁の開発」と題して,開発の目的や経緯、構造解析や実証実験,苦労した点などの紹介があった。
2番目は,(株)藤井基礎設計事務所の藤井社長が「模型で伝える土木のおもしろさ」と題し,身近な材料で模型を作成し地元や学校教育の場で使用していること,伝える側の工夫や誰もが興味のわく説明の大切さなど,ご自身の取り組みについて紹介があった。
3番目は,京都大学の木村教授が「ローテクとハイテクで土木に新たな世界を」と題し,道路の整備率が低いアフリカにおいて土のうを用いて道路を整備していること,フーチングのない鋼管支柱基礎工法などの紹介があった。
忘年会(17:30~19:30)
研修会の後,会場を平安の間に移して忘年会を開催した。参加者は講師を含めて58名と盛況であった。
右城会長による開会の挨拶の後,高知県議会議員の久保先生に来賓の挨拶をいただき,新入会員の(株)イチイコンサルタントと前田工繊(株)に挨拶していただき,愛媛大学の矢田部教授による乾杯の音頭で忘年会が始められた。
9月16日(金)
けんせつの絵コンテスト審査会(主催:(一社)高知県建設業協会,高知県建設系教育協議会)が高知工業高校で開催され, 高知県橋梁会からは西川理事が審査員として出席した。
けんせつの絵コンテストは,園児から中学生までの子供達に建設工事に関する絵を描いてもらい,各賞を表彰する。
今回は,全373作品の中から優秀賞・グッドチャレンジ賞・メルヘン賞について各10作品を選出し,優秀賞の中から2作品を「高知県知事賞」と「高知市長賞」として選出した。受賞した作品は10月15日にぢばさんセンターで開催される「こうち防災フェスタ2016」で表彰・掲示される。
8月31日(水)暑気払い
研修会の後は、ザクラウンパレス新阪急高知の屋上ビアガーデンに会場を移し、恒例の暑気払い。研修会出席者の1/2の40名が参加。
橋梁会が最も大事にしていることは会員同士の絆。最近は、日本各地からこの会に参加してくださる方が増えている。「朋あり、遠方より来たる。また楽しからずや」である。
8月31日(水) 第2回研修会
今回は4つの講演があった。参加者は76名と盛会であった。
最初の講演は複合技術研究所の岡本正広氏で、演題は「土構造物の耐震解析技術と耐震工法」。地震時における土の強度低下を考慮したNewmark法による土構造物の安定解析法とジオテキスタイルを用いた補強土工法の紹介であった。東大名誉教授の龍岡文夫先生が中心になって研究開発されたものである。
2番目は当会理事の西川準二氏が、「平成28年度の高知県橋梁会見学会報告」と題して、7月8~9日に見学した北近畿豊岡自動車道の青山橋の工事現場、餘部橋梁、鳥取の砂の美術館などの紹介があった。
3番目は、第一コンサルタンツの松本洋一氏が「熊本地震発災後の対応と避難所運営」と題して、地震被害が大きかった益城町、西原村、南阿蘇村、宇土市の避難所の状況、高知県における避難所運営マニュアルの取り組みなどの紹介があった。
4番目は、愛媛大学の森伸一郎准教授が「熊本地震の被害の特徴と学びたい教訓」と題し、4回もの詳細な現地調査に基づいて建築物、役所庁舎、橋梁、阿蘇神社の被害の状況を説明していただいた。森先生は、地震直後の4月19日放送のNHK「クローズアップ現代+」、4月24日放送のNHK「日曜討論」に出演されている。豊富な専門的知識に加え、一般市民の目線にたってわかりやすく説明されることから、マスコミの評価が高い
7月8日(金),9日(土) 平成28年度 現場見学会
2年ぶりの現場見学会を1泊2日で開催した。参加者は18名であった。
1日目は,兵庫県養父市の八鹿日高道路の青山橋上下部工工事で現場見学を実施した。青山橋は橋長262mのPC4径間連続ラーメン箱桁橋で、西松建設(株)と(株)ピーエス三菱が施工を担当している。見学会は2工区に分かれ,各工区の担当者から丁寧な説明があった。また,貴重な体験となった高低差が約50mもある工事用エレベータでの上下降,分かりやすい説明資料の作成や十分な安全対策など、工事関係者の皆様には大変お世話になった。
現場見学会のあと,播磨屋本店豊の岡工園店ではおかき工場の見学,コウノトリの郷では飼育方法や増殖計画を学ぶとともに放鳥しているコウノトリを見ることができた。
2日目は、餘部鉄橋と鳥取砂丘を観光した。橋梁会では平成19年度に架橋される前の餘部鉄橋を見学している。2回目となる参加者は当時を懐かしみながらの観光となった。空の駅では偶然にも列車の通行を見ることができた。
鳥取砂丘では砂の美術館を観光した。今年はリオデジャネイロオリンピックが開催されるため,南米をテーマとした19作品が展示されていた。想像を遥かに上回るスケールの大きい作品ばかりであった。
1泊2日の見学会は3年ぶりである。参加者同士の交流がよりいっそう深まり,日頃の仕事を忘れて十分にリフレッシュできたものと思われる。 ⇒詳細はこちら
4月18日(月)
平成28年度 第1回高知県防災関連交流会・第1回高知県橋梁会研修会(13:00~17:00)
高知会館の白鳳の間で第1回研修会を開催した。 これまでの研修会は,(公社)土木学会四国支部と高知県橋梁会の共済で開催してきたが,今回の研修会は,共済として高知県,協賛として高知県建設業協会・高知県工業会・高知県測量設計業協会・高知県技術士会で開催した。
橋梁会会員以外からも多数の参加申し込みがあり,参加者は過去最高の186名であった。
講演に先立ち,高知県商工労働部の麻岡副部長と右城会長より主催者の挨拶を行った。講演内容は,①橋梁剥落箇所のスクリーニング技術,②2016高雄美濃地震による橋梁の被害,③2016高雄美濃地震による建築の被害,④高知県における防災関連産業の取り組み,⑤i-construction建設現場の生産性向上の取り組みの5編を講演した。③の講演者である高雄第一科技大学の盧副教授には、遠路はるばる台湾から来高していただいた。 →詳細はこちら
定例総会(17:00~17:30)
第1回研修会の後,同会場で平成28年度の定例総会を開催した。正会員42社のうち33社が出席した。
定例総会では,平成27年度の事業報告・収支決算報告・監査報告,平成28年度の事業計画・収支予算案,役員・新入会員が満場一致で承認された。
役員では,ショーボンド建設(株)高知営業所の閉鎖に伴い,三上晃弘氏から小山田夏樹氏への理事交代が承認された。
新入会員では,(同)インフラマネジメント,西日本高速道路エンジニアリング四国(株)が紹介され,正会員が44社となった。
懇親会(17:30~20:00)
定例総会の後,会場を飛鳥の間に移して懇親会を開催した。参加者は講師を含めて80名であった。参加者が多く盛況であった。
右城会長による開会の挨拶の後,名誉会員である高野光二郞参議院議員による来賓の挨拶(向井秘書代読),新入会員の(同)インフラマネジメントと西日本高速道路エンジニアリング四国(株)に挨拶していただき、西岡顧問による乾杯の音頭で宴会が始められた。
12月19日(土) 高校生橋梁模型コンテスト
9回目となる高校生橋梁模型コンテスト(主催:四国高等学校土木教育研究会)が高知工業高等学校で開催された。このコンテストは,高知県橋梁会も共催しているため,右城猛会長が審査委員長,村田敦理事と前田秀夫会員が審査員として出席した。
橋梁模型は,高知工業高校,安芸桜ヶ丘高校,和歌山工業高校,伏見工業高校の4校から11橋,橋梁会会員の(株)第一コンサルタンツ(オープン参加)から1橋の合計12橋であった。前回大会から企業などのオープン参加を募集している。
コンテストでは,4 名の審査員が参加チ-ムへの質問を行いながら,構造性・デザイン性について審査を行い、強度、軽量性の合わせて3項目について評価した。
今回もデザインや強度アップについて様々な工夫やアイデアが見られた。特に和歌山工業高校の模型は,和歌山国体マスコットきいちゃんをモチーフにしたユーモアのあるデザインであった。載荷試験では,最高記録が40kgで,オープン参加の(株)第一コンサルタンツは30kgであった。
優勝は,強度と模型重量のバランスに最も優れた安芸桜ヶ丘高校Bチーム(楠目君、千光士君、濱田君)の模型に決定した。
12月11日(金)
平成27年度 第3回研修会(13:30~17:00)
高知会館の飛鳥の間で第3回研修会を開催した。年末の多忙な時期にもかかわらず,参加者は76名であった。
講演内容は,①移動昇降式足場SCANCLIMBER,②桁接着とコンパクト支承,③橋梁点検におけるデータ整理の重要性,④思いは実現するの4編を講演した。
忘年会(17:30~19:30)
研修会の後,会場を平安の間に移して忘年会を開催した。参加者は50名と盛況であった。
右城会長による開会の挨拶の後,本会の名誉会員である参議院議員の高野光二郞先生(向井秘書による代読)に来賓の挨拶をいただき,高知県議会議員の久保先生による乾杯の音頭で忘年会が始められた。
8月24日(月)
平成27年度 第2回研修会(13:30~17:00)
高知会館の飛鳥の間で第2回研修会を開催した。多忙にもかかわらず、参加者は71名であった。
講演内容は、①ネットワーク活動と橋梁の津波対策,②自然環境に配慮した防護柵及び防災製品の開発,③2015年柔構造落石防護技術国際シンポジウムin成都の参加報告の3編を講演した。
当日は台風15号が接近しており、翌日の交通状況が不明なことから,3番目に予定していた八戸工業大学の長谷川教授の講演を1番目に変更した。
予定していた講演の後,高知県橋梁会も後援している「コンクリートサミットin高知」について前田会員より案内があり,新しく入会された高知県コンクリート製品工業組合の矢野理事長より挨拶をいただいた。
懇親会(17:30~19:30)
研修会の後,会場をザ・クラウンパレス新阪急高知ビアガーデンに移し,懇親会を開催した。参加者は50名であった。
例年,8月の研修会後は講師や理事など15~20名によりビアガーデンで暑気払いを行っていた。今年は会員等にも呼びかけたところ、参加者が50名と多く非常に盛会となった。
懇親会は西川理事の乾杯の音頭で始められ,まだまだ暑さの残る時間帯であったが,ジョッキを片手に談笑しながら親睦を深めた。
4月17日(金)
平成27年度 第1回研修会(13:30~16:30)
高知会館の飛鳥の間で第1回研修会を開催した。年度初めの何かと多忙な時期にもかかわらず,参加者は85名であった。
開会に先立ち,右城会長が(公社)地盤工学会より平成26年度地盤工学貢献賞を四国で初めて受賞されたとの嬉しい報告があった。
研修会の講演内容は,①高知県の地元企業による防災関連商品,②大型コンクリートブロック「ガーディアン」,③津波・漂流物防護柵「津波ガード」,④高耐久PC構造物の建設に関して,⑤巨大地震・巨大津波に対応したPC人工地盤システムの5編を講演した。 →詳細はこちら
定例総会(16:30~15:00)
第1回研修会の後,同会場で平成27年度の定例総会を開催した。正会員40社のうち25社が出席した。
定例総会では,平成26年度の事業報告・収支決算報告・監査報告,平成27年度の事業計画・収支予算案、役員改選が満場一致で承認された。
役員改選では,清水敦史理事(ショーボンド建設(株)高知営業所長)の転勤に伴い,後任の三上晃弘氏の理事就任が承認された。
新入会員の紹介では,西尾レントオール(株)四国営業部が紹介された。
懇親会(17:30~20:00)
研修会・定例総会の後,会場を平安の間に移して懇親会を開催した。参加者は講師を含めて55名であった。
開催に先立ち,右城会長の平成26年度地盤工学貢献賞の受賞を祝う花束贈呈が武内理事より行われた。
懇親会は,右城会長による開会の挨拶の後,新入会員の西尾レントオール(株)に挨拶していただき、西岡顧問による乾杯の音頭で宴会が始められた。
2月2日(月)
高知工業高校で16:10より「平成26年度 高知県建設系教育協議会(会長:高知大学原忠教授,通称:4K会)」の理事会が開催された。右城会長が役員(顧問)を務めており,理事会には吉田副会長が代理で出席した。
平成26年度の事業報告では,高知県橋梁会も共催している「高校生橋梁模型コンテスト」,審査員として参加した「けんせつの絵コンテスト」などの報告があった。
平成27年度の活動計画では,コンテストや研究会などの活動予定,高校生橋梁模型コンテストの共催継続を確認した。理事会の後,帯屋町の「一旬」で交流会があった。
高知県橋梁会は,平成27年度も4K会が主催する専門高等学校の教育活動を支援するなど,若手技術者を育成する活動に参画していく。
1月10日(土) 高校生橋梁模型コンテスト
8回目となる高校生橋梁模型コンテスト(主催:四国高等学校土木教育研究会)が,13時より高知工業高等学校で開催された。このコンテストは、高知県橋梁会も共催しているため,右城猛会長が審査委員長,清水敦史理事と前田秀夫会員が審査員として出席した。
橋梁模型は,高知工業高校、安芸桜ヶ丘高校の2校から7橋,橋梁会会員の(株)第一コンサルタンツ(オープン参加)から1橋の合計8橋であった。今回から企業などのオープン参加を募集している。
コンテストでは,5 名の審査員が参加チ-ムへの質問を行いながら、構造性・デザイン性について審査を行い、強度、軽量性の合わせて3項目について評価した。作品は年々レベルアップしており,今回もデザインや強度アップについて様々な工夫やアイデアが見られた。特に載荷試験では,これまでの最高記録である43kgを大きく更新する53kgを記録した。
優勝は,デザイン性・構造性で最も優れた高知工業高校(全日制)の中山将さんの模型に決定した。
12月19日(金)
平成26年度 第3回研修会(13:30~17:00)
高知会館の飛鳥の間で第3回研修会を開催した。
年末の多忙な時期にもかかわらず,参加者は68名であった。
講演内容は,①PC構造の概要と技術の変遷,②コンクリート構造物の延命化技術,③橋梁模型COBRAの製作秘話,④グレーチングメーカーによるのり面製品の開発,高野先生による国政報告の5編を講演した。最後に,今年の10月に高知県庁を退職された久保氏に挨拶をいただいた。
忘年会(17:30~19:30)
研修会の後,会場を平安の間に移して忘年会を開催した。参加者は46名であった。
右城会長による開会の挨拶の後,高知工科大学の國島教授に来賓の挨拶をいただき,西岡顧問による乾杯の音頭で忘年会が始められた。
10月28日(火)
けんせつの絵コンテスト審査会(主催:(一社)高知県建設業協会,高知県建設系教育協議会)が高知工業高校で開催された。
けんせつの絵コンテストは,園児から中学生までの子供達に建設工事に関する絵を描いてもらい,各賞を表彰する。今回の審査会は,コンテストの受賞作品を決定する審査会である。高知県橋梁会からは森下理事が審査員として出席した。
420作品の中から,優秀賞・グッドチャレンジ賞・メルヘン賞について各10作品を選出し,優秀賞の中から2作品を「高知県知事賞」と「高知市長賞」として選出した。
作品の中には,工事現場がリアルに描画された作品や,親しみのある作品などが多く見られた。
9月12日(金)
土木学会主催の橋梁模型コンテストが大阪大学があり,山岡稔幸教諭が率いる高知工業高等学校定時制土木科の國澤謙太君,國澤優太君,中山将君が製作した模型が最優秀賞に輝いた。
この大会は,ピーエス三菱,三井住友建設などの橋梁メーカー3社,長大,オリエンタルコンサルタンツなどの建設コンサルタント8社,阪神高速道路など旧・公団関係4企業,京都大学,北海道大学など9大学の大手企業や有名大学34チームが出場する全国大会である。
学会から支給された材料で規定のサイズに製作した橋梁模型を会場に持ち込み,25キロの荷重を吊した載荷試験が行われ,模型の強度,軽量性,デザイン性,構造の工夫,仕上がり具合が審査された。高知工業高校のチームの橋梁は,すべての面で優れていたが,特に軽量性はダントツで,2位のチームの半分の重さであった。
四国では,高知工業高校が中心となり毎年橋梁模型コンテストを実施している。高知県橋梁会も協力しており,コンテストの審査委員長は右城会長が努めている。
8月25日(金)
平成26年度 第2回研修会(13:00~17:00)
高知会館の飛鳥の間で第2回研修会を開催した。台風12号と11号の豪雨による災害対応の多忙な時期にもかかわらず、参加者は60名であった。
講演内容は、①免震・制震構造による既設橋の耐震補強、②スーパーボックスカルバート 復興道路への対応、③徳島に架かる橋、④今後における橋梁の点検・診断・修繕のあり方(パネルディスカッション)の4編を講演した。
パネルディスカッションでは、高知県・市町村・コンサルタント・建設会社のそれぞれから1名がパネリストとして参加し、右城会長をコーディネーターとして、各々の立場で本音の意見を述べていただいた。
研修会の後,講師を囲みビアガーデンで恒例の暑気払いを行った。
8月11日(月)
高知県橋梁会では、平成20年から「本山さくら」の地方車製作に協力しています。今年も地方車奨励賞に輝きました。平成25年以外は毎年受賞し、今年で奨励賞は6回目です。
7月18日(金)
瀬戸大橋北備讃瀬戸大橋A1の巨大なアンカーレッジの内部,国道2号松永道路の平トンネル(L=230m)工事,神村高架橋(L=232m,PC4径間連続ラーメン箱桁橋)のPC上部工事を見学。
瀬戸大橋では,本州四国連絡高速道路(株),平トンネルでは国土交通省福山河川道路事務所の舛迫和弘監督官と(株)鴻池組の三浦邦武所長,神村高架橋PC上部工事では(株)フジタの五ノ井淳所長に大変お世話になった。
帰りは,西条市のアサヒビール園伊予西条店に寄って,特選ラム肉ジンギスカン食べ放題・飲み放題に舌鼓を打ちつつ,参加者の懇親を深めた。
参加者は18名であった。
7月11日(金)
高知工業高校で15時30分より「平成26年度高知県建設系教育協議会(4K会)定時総会」があった。この会の略称は、4K会。Kochiken kensetsukei Kyouiku Kyougikaiと頭文字にKが4つ並ぶため。
今年から高知県橋梁会の右城会長が役員(顧問)に就任した。高知県橋梁会は、平成20年より高校生橋梁模型コンテストに協賛し、右城会長が審査委員長を務めている。協議会の会長は、高知工科大学、高知大学、高知高専の教授が持ち回りで就くことになっており、今年からは高知大学農学部の原忠教授が就任した。
総会では、原忠・新会長の挨拶の後、常任幹事兼事務局長に就任された高知大学の藤原拓教授により、「高知県から考える下水道の未来」」と題する特別講演があった。
総会の後、堀詰の「 喜八Kihachi」で懇親会があった。
4月18日(金)
平成26年度 第1回研修会(13:30~16:40)
高知会館の飛鳥の間で第1回研修会を開催した。年度初めの何かと多忙な時期にもかかわらず、参加者は70名であった。
講演内容は、①鋼橋の塗膜剥離工法(EPP)工法と合成床版(リバーブリッジ)、②陸閘(横引きゲート)ガス圧式自動開閉装置、③ネパール人の生活と道路、④公共工事等における新技術活用システム、⑤津波災害の取り組みと大災害後の復旧・機械開発、⑥「高野広茂社長」技術者人生を語るの6編を講演した。
最後の講演は、右城会長が聞き手となり高野広茂社長にこれまでの技術者人生や今後の展望などのついて語っていただくという、橋梁会として初めての試みであった。
定例総会(16時50分~17時20分)
第1回研修会の後,同会場で平成26年度の定例総会を開催した。正会員40社のうち27社が出席した。
定例総会では,平成25年度の事業報告・収支決算報告・監査報告,平成26年度の事業計画・収支予算案が満場一致で承認された。また、役員改選期ではないが,本会の研修会でも講演していただくなど交流のある高野光二郞参議院議員の名誉会員の就任と、ショーボンド建設(株)の清水敦史氏の監事・理事兼任が承認された。
新入会員になられたランデスソーケン(株)が紹介された。
懇親会(17:30~20:00)
研修会の後,会場を平安の間に移して懇親会を開催した。参加者は講師を含む45名であった。
右城会長による開会の挨拶の後,名誉会員に就任していただいた高野光二郞参議院議員(向井秘書による代読)と新入会員のランデスソーケン(株)に挨拶していただき、西岡顧問による乾杯の音頭で宴会が始められた。
1月11日(土)
第7回高校生橋梁模型コンテストが高知工業高校であった。四国高等学校土木教育委員会が主催し、高知県橋梁会と高知県建設系教育協議会の共催で開催している。
高知県橋梁会からは右城会長,村田理事、前田秀夫会員が出席し審査員を務めた。参加高校は高知工業、宿毛工業、安芸桜ヶ丘、京都伏見工業の4校。出展模型は13橋であった。
審査は、模型強度、強度を質量で割って求める軽量指数、デザイン性を総合的に評価する。強度は2回の載荷試験で決める。載荷するのは制作者が事前に申告した荷重である。模型が1分間持ちこたえられれば、その荷重が認定される。最高強度は、一昨年が30kg、昨年が31kg、今年は43kg。先輩の経験が後輩に引き継がれ、創意工夫することで記録が塗り替えられている。
優勝は強度40kgの京都伏見工業の南出さんの作品に決まった。アーチ橋であった。接着剤を使用せず部材を接合するという驚くべきアイディアがあった。高知工業の山崎君と吉田君の共同作品は、50kgの荷重にしばらく耐えたが1分間持ちこたえられなかった。49kgでトライすれば大記録を樹立できた可能性がある。残念であった。
今年の作品は、実務者では思いもよらないユニークなデザイン性に優れた作品があった。→詳細はこちら
12月11日(水)
平成25年度 第3回研修会(13:30~17:00)
高知会館の飛鳥の間で第3回研修会を開催した。
これまで経験したことのない多忙な状況にもかかわらず、参加者は会場が満席となる69名であった。
講演内容は、①鋼道路橋の新しい設計法である「部分係数設計法」の解説と「津波対策関連製品」の紹介,②高炉スラグを活用した新しいコンクリート「ハレーサルト」,③既設ストンガードの性能を向上させた「ストロンガー工法」,④既設の砂防堰堤を補強する「アンカー工法」,⑤発想の転換による「新技術・新工法の開発事例」と発展途上国での「土木技術による貧困削減」の5編を講演した。
忘年会(17:30~19:30)
研修会の後,会場を平安の間に移して忘年会を開催した。参加者は45名であった。
右城会長による開会の挨拶の後,西岡顧問による乾杯の音頭で宴会が始められた。宴会の冒頭には,本会の研修会でも講演していただくなど交流のある高野光二郞参議院議員の来賓挨拶(向井秘書による代読)をいただいた。
講師を務めていただいた木村教授には,20数時間をかけてアフリカから来高していただき大変お疲れの中にもかかわらず,忘年会後の二次会までお付き合いしていただいた。
8月30日(金) 平成25年度 第2回研修会
高知会館の飛鳥の間で第2回研修会を開催した。多忙にもかかわらず参加者は63名であった。
(株)第一コンサルタンツの前田氏には,橋梁設計の体験談として活荷重や補強に関する裏話,橋梁の耐震補強などの紹介があった。徳島大学名誉教授の望月氏には,支持力問題の難しさ,土質試験の方法や結果などを講演していただき,日本のマニュアル設計では過大設計になり価格競争の激しい海外では通用しないなど,今後のグローバル化に向けて危機感があることを助言された。
最後に,民衆のために生きた偉大なる土木技術者(青山士,宮本武之輔,八田與一)について,大成建設が製作したビデオを鑑賞した。
研修会の後,講師を囲みビアガーデンで恒例の暑気払いを行った。
8月11日(日)
第60回目となる今年のよさこい祭りには、過去最高の214チーム、2万人の踊り子が出場した。
高知県橋梁会では、嶺北杉の無垢材で製作した「播磨屋橋」を搭載しているみことですっかり有名になった「本山さくら」チームの地方車に今年も協賛した。
高知県橋梁会が協賛し始めて以来、これまで5回連続地方車奨励賞を受賞していたが、今年は地方車の寸法が規定値を超過していたため審査対象外になってしまった。残念。
7月19日(金),20日(土)
平成19年度の餘部鉄橋の見学以来の1泊2日の現場見学会。参加者は17名。
最初の見学場所は水島臨港道路。264mの橋梁区間の内,五洋・本間JVが施工中のP18,P19橋脚の鋼管矢板基礎を見学する。午後には,美咲町の旭バイパス5号橋。横河ブリッジによる橋梁架設を見学する。両現場とも,高知県橋梁会のため説明資料作成,現場安全対策,冷たいペットボトルやおしぼりまで用意してくれており,本当にお世話になった。
⇒詳細
2日目は,玉造温泉の旅館「皆美」を8時に出発し,日本一高い「日御碕灯台」,平成の大遷宮で参拝客で溢れている「出雲大社」を観光。島根ワイナリーでワインの試飲と昼食,最後に「お菓子の寿城」でショッピングをして帰路につく。
昨年度から国,県,市町村が発注する測量・設計関係の委託業務が増加し,会員会社はいずこも大変忙しい状況にある。参加者は日頃の仕事を忘れリフレッシュできたものと思われる。
⇒詳細
5月27日(月)
4月の定例総会からピーエス三菱の村田敦氏が橋梁会の理事にが新しく加わった。また,昨年,ショーボンド建設の松原氏の転勤に伴い,監事を新しく高知の所長として来られた清水敦史氏にお願いしていた。
そのようなことで,橋梁会の役員で村田氏と清水氏の歓迎会をはりまや町の酒蔵旬鮮市場「空」で行った。
4月22日(月)
平成25年度 第1回研修会(13時00分~16時50分)
高知会館の白鳳の間で第1回研修会を開催した。
これまでは昭和62年に100名,平成6年に105名という記録があるが,今回の参加人数は113名と36年間の歴史の中で最高人数を記録した。
講演内容は,①平成24年7月に改定された「道路土工-擁壁工指針」の改定委員による解説,②施工条件が厳しい場所における「地盤改良による耐震・液状化対策」,③橋梁技術の発展を先導している高速道路において「NEXCO中日本の橋梁技術の現状と課題」,④これからの国づくりの基本概念である「持続可能な国家づくり」の4編を講演した。
定例総会(16時50分~17時20分)
第1回研修会の後,同会場で平成25年度の定例総会を開催した。正会員39社のうち22社が出席した。
定例総会では,平成24年度の事業報告・収支決算報告・監査報告,平成25年度の事業計画・収支予算案,役員改選が満場一致で承認された。
役員改選では,ショーボンド建設(株)の松原高志氏の転勤に伴う清水敦史氏の監事就任,(株)ピーエス三菱高知営業所の村田敦氏の新理事が承認された。
新入会員になられたオイレス工業(株),(株)タカチ測建,日特建設(株)高知営業所,(株)ヤマサの4社が紹介された。
懇親会(17時20分~19時30分)
定例総会の後,会場を飛鳥の間に移して懇親会を開催した。懇親会には47名が参加した。
右城会長による開会の挨拶の後,遠路はるばる北海道札幌より参加していただいたパシフィックコンサルタンツ(株)北海道支社長の上野次男氏(擁壁工指針の改定委員、執筆者)に挨拶していただき,西岡顧問による乾杯の音頭で宴会が始められた。
12月12日(水) 平成24年度 第3回研修会,忘年会
13時30分より高知会館飛鳥の間で平成24年度第3回研修会を開催した。年末の多忙な時期にもかかわらず参加者は58名であった。
講演内容は,技術者として把握しておかなければならない「道路橋示方書Ⅲコンクリート橋編」の改定内容,技術開発が盛んな橋梁予防保全における新技術の紹介,高知工業高校の生徒による高知市内の橋梁長寿命化に関する調査結果の報告,作業ヤードが狭隘な都市土木におけるKKD(経験・勘・度胸)をフル回転させたスケールの大きな橋梁補強工事の4編を講演した。最後に,わが国の国土強靱化施策の概要として,調査会や基本法案の新設,南海地震対策などについて講演した。
17時30分からは会場を平安の間に移し,35名が参加して忘年会を開催した。
11月23日(金) 高校生橋梁模型コンテスト
6回目となる高校生橋梁模型コンテスト(主催:四国高等学校土木教育研究会)が、13時30分より高知工業高等学校で開催された。このコンテストは、高知県橋梁会が共催しているので右城猛会長が審査委員長、岡林弘憲理事と山岡幸広会員が審査員として出席した。
出品数は昨年と同じ7橋と少なかったが、デザインや強度アップについて様々な工夫やアイデアが見られた。
4 名の審査員が参加チ-ムへの質問を行いながら、構造性・デザイン性について審査を行い、強度、軽量性の合わせて3項目について評価した。
最も強度が大きかったのは、【No.3】高知県立高知工業高校Aの岡本(耕)君,岡本(侑)君,植野君の作品で,昨年を1kg上回る31kgを記録した。
優秀な作品は表彰して記念品を贈呈するとともに、12月12日の第3回研修会の会場に作品を展示させていただくことになっている。
【優 勝】No.3 高知工業高校A 岡本耕平君,岡本侑大君,植野孝哉君
【準優勝】No.2 高知工業高校C 小島心平君,松木佑樹君,松澤昴平君
8月31日(金) 平成24年度第2回研修会
高知会館で本年度第2回目の研修会を行う。参加者は59名であった。
今回の発表は、最新の技術紹介が5編(パフェグラウト工法&キロ・フケール工法、埋設型枠工法、施工計画作成ソフト、橋梁拡幅工法、ノンフレーム工法)と東日本大震災による構造物の津波被害に関するものであった。
高知県橋梁会は、法人会員による会費で運営している。平成10年頃の会員は51社であったが、平成20年には26社まで減っていた。昨年戸から会員が増え始め、現在は39社になっている。
仏教用語に「多逢勝因」という言葉がある。「良い人に交わっていると、気づかないうちに、良い結果に恵まれる」という意味である。橋梁会が「多逢勝因」の場になればと願っている。
8月13日(月)
前会長の玉井佐一先生が他界したのは2007年8月30日。早いもので5年目を迎える。
吉田幸男副会長、西川準二会計と私の3人で玉井先生が眠る真如寺に行き、お墓に線香を捧げ、6月27日に高知県橋梁会創立35周年記念式典を盛会理に終えることができたことを報告する。
徳子夫人に、高知県橋梁会35周年記念誌、果物、そして先生が大好きだったウイスキーをお渡しし、仏壇にお供えしていただくようにお願いする。
徳子夫人から生前の先生のことをいろいろと聞かせていただいた。先生と言えば酒場のイメージがある。しかし高知に来られ前の大阪時代には、外で酒を飲むことはなかったとのこと。意外であった。
高知大学を定年退職後、東京の大学への再就職の話を断られたのは、高知を離れると仲間と一緒に談笑したり歌ったりして楽しい時間を過ごせなくなると考えられたのではないかと思う。先生は、高知の文化と人が大好きだったのである。(右城猛 記)
6月27日(水)
高知県橋梁会の35周年記念式典と祝賀会を平成24年6月27日に高知会館で行いました。
来賓として高野光二郎氏、建通新聞社の山下雄一氏、理事OBでは村山保元会長はじめ
8名、会員・協賛会社54名、合計60名の皆様にご出席いただきました。
祝賀会の後、料亭濱長に移動して、土佐伝統のお座敷遊び「べく杯」や「しばてん踊り」などで盛り上がりました。
5月20日(日)
長宗我部元親初陣の像が立つ高知市長浜の若宮八幡宮鎮守の森公園で,第1回長宗我部まつりがあった。
この祭りは,高知県橋梁会が日頃お世話になっている高野光二郎氏が中心になって企画されたものであることから,高知県橋梁会も協賛させていただいた。
歴史好きあるいは歴史通の女性を指す「歴女」という造語が最近使われているが,長宗我部元親は,石田三成、直江兼続に続いて歴女に人気があるのだそうだ。
5月19日と20日の2日間「長宗我部フェス」が開催され,南国市岡豊町八幡の県立歴史民俗資料館で1日目が,若宮八幡宮鎮守の森公園で2日目が開催され,全国から集まったたくさんの歴史ファンで賑わった。
4月17日(火)
平成24年度第1回研修会(13時30分~16時30分)
高知会館で本年度第1回目の研修会を行う。参加者は76名と盛況であった。
今回の発表は5編で,世界最大の免震支承,アルミ製伸縮装置,地盤の液状化対策,地震・津波対策,落石対策に関するもの。いずれもタイムリーな最新の技術の紹介であった。
高知県橋梁会が発足したのは昭和52年4月。今年35周年目を迎えた。
国の公共事業予算が毎年削減され建設業界が衰退する中で,建設関連の学会や協会は会員の退会に歯止めがきかなくなり,講習会にも動員をかけなければ人が集まらないという話をよく聞く。しかし, 高知県橋梁会にはたくさんの方が参加していただき,会員についても今年6社が新たに入会していただき,現在35社となった。
35年間に,述べ約450人の方に講演をしていただいている。橋梁会の誇りであり,大きな財産である。見えない財産が橋梁会の魅力になっている。
定例総会(16時45分~17時15分)
平成23年度事業報告,収支決算報告,監査報告,平成24年度事業報告,収支予算が満場一致で承認された。
今年は創立35周年となることから,記念誌の発行と記念式典,記念祝賀会を行うことが承認された。
新入会員になられた(株)エムティシー,(株)橋梁メンテナンス,(有)高南技術コンサルタント,日本基礎技術(株),(株)ピーエス三菱,(株)ビー・ビー・エムの6社が紹介された。
転勤の都合で岡本圭吾理事が退任され,代わりとして(株)宮崎測量設計コンサルタントの濱田博人社長が新しく理事になられた。
懇親会(17時30分~20時)
懇親会には41名が参加した。
右城会長による開会の挨拶の後,高野光二郎氏が挨拶し,新しく入会された会員が紹介された。
顧問の西岡南海男氏による乾杯の音頭で宴会が始められた。
高知県橋梁会では4月に懇親会,6月には見学会,8月にはビアガーデンでの暑気払い,12月には忘年会を行っている。このことが会員同士の絆を深め,アットホームな雰囲気を作っているように思う。
12月13日(火) 平成23年度第3回研修会
13時30分より高知会館飛鳥の間で平成23年度第3回目の研修会が開催され,錦城護謨(株) の山内義文課長による「真空圧密ドレーン工法の適用事例」,若松クレーン(株)の中平博章社長による 「新型クレーン・橋梁点検車のご紹介 」,(株)エスイーの竹家宏治課長による「岸壁・護岸補強アンカー工法の概要と災害復旧事例」,東京ファブリック工業(株)熊谷洋一 支配人による「東日本大震災の支承の被害に関する報告」, (株)IHIインフラ建設の西野成治部長代理による「急速施工性、経済性の高い仮橋(トライアス)」,高知工業高等学校土木科3年生 7名による「高知県の橋梁の長寿命化」,(社)プレストレスト・コンクリート建設業協会の岡本圭氏による「第2回やさしいPC橋の設計」の講演があった。参加者は51名であった。
17時30分からは平安のまで忘年会があり,40名の参加者で親睦が図られた。忘年会には,今年度の第1回研修会,第2回研修会で講師をされた高野光二郎氏にも出席していただいた。
11月26日(土)高校生橋梁模型コンテスト
今年で5回目となる高校生橋梁模型コンテスト(主催:四国高等学校土木教育研究会)が、13時より高知工業高等学校で開催された。このコンテストは、高知県橋梁会が共催しているので右城猛会長が審査委員長、森下伸裕理事と関山雅彦会員が審査員として出席した。
出品数は7橋と少なかったが、毎年工夫が加えられて、デザイン、強度、出来映えが進化している。優秀な作品は表彰し、記念品を贈呈すると共に、12月13日の高知県橋梁会の研修会の会場に展示させていただくことになっている。
4 名の審査員が参加チ-ムへの質問を行いながら、強度,構造性・デザイン性,軽量性の3項目について審査を行った。最も強度が大きかったのは高知工業高等学校定時制の中城・岡崎さんの作品。過去最高を2kg 上回る30kg を記録した。
【優 勝】高知県立高知工業高等学校定時制 中城有紀子さん,岡崎浩昌君
【準優勝】高知県立高知工業高等学校定時制 筒井涼平君,徳原博之君,吉村政宏君
8月30日(火)平成23年度第2回研修会
13時より高知会館飛鳥の間で平成23年度第2回研修会を開催した。参加者は61名であった。
第1部では、高知県橋梁会の会員8名から東日本大震災による宮城県の被害状況についての調査報告があった。
第2部では、高野光二郎氏に「東日本大震災の復旧・復興に向けての政治と行政の役割」と題して講演をしていただいた。
第3部では、中村河川国道事務所の岡村環所長に「東日本大震災における国土交通省の取り組みについて」と題して講演をしていただいた。
高野光二郎氏は、6月16日から約2ヶ月間仙台市に滞在され、被災現場の人々や行政担当者の意見を聞き、震災後の復旧・復興のあり方について研究をされている。講演の中で、下記の問題を指摘された。
・橋梁会会員が現地調査をして2ヶ月以上経過しているが、その当時と状況はほとんど変わっていない。政府の対応が遅すぎる。
・宮城県の瓦礫を処理するには、100年間分のゴミ処理費が必要である。費用の1/10は地方自治体が負担することになっているが、その費用がない。国が全額を負担すべきである。
・瓦礫処理を県内の建設会社だけで処理している。日曜日や祝日、盆休みなどは作業を休んでいる。県外の建設会社からの協力を得て、突貫工事で作業をして、一刻も速く復旧・復興すべきである。市民はそれを希望している。
・復旧が遅れると、他県への人口流出が起きて、再建が困難になる。
・首長がリーダーシップを発揮している町は復旧が進んでいる。首長のリーダーシップが大事。
・各地方自治体毎に復興会議を立ち上げ自治体の単独で会議を行っているが、県、国も入って一緒に計画を立てるべきである。
・明治時代の土地利用は、先人の防災の知恵がある。復興計画のゾーニングには、先人の知恵を参考にすべきである。
・今回の震災では、防災協定を結んでいた市町村からの支援が大きかった。
岡村環所長は3日間かけて宮城県の被災地を調査されている。その上で、中村河川国道事務所管内の津波対策について述べられた。所長の観察力と分析力の鋭さには驚かされた。
・四国地方整備局では、地震発生の15分後に支援対策本部を立ち上げ、24時間後には被災地を支援するため職員を送り出した。
・震災直後は正しい情報を得ることが非常に難しい。後方支援の役割がとても重要になる。
・これまで南海・東南海地震が30年以内に来る確率は60~70%と言われていたが、東大の都司嘉宣先生は、東日本大震災が発生したことで18年後に来る可能性がでてきた。 20mの津波高さを想定した対策をすべきと言われている。
・名取川と四万十川の河口部、亘理町の海岸と四万十市下田、仙台平野と黒潮町入野、女川町と黒潮町佐賀の地形がよく似ている。今後の津波対策を考える上で、東北の経験を生かすことができる。
・津波対策は国、県、市町村が一緒になって取り組む必要がある。道の駅は防災拠点として活用できる。
・津波対策として、高台等への避難路を整備する必要がある。企業の協力を得ながら、至る所に標高を明示することも考えている。
7月15日(金)現場見学会
国道194号の大砂橋と角堂橋の床板の劣化状況および補修工事,四国電力本川発電所を見学した。本川発電所では建設工事の記録映画を見せていただくとともに。地下300mに構築されている発電機見せていただいた。
その後,四国最長の寒風山トンネルを抜けて愛媛県の西条アサヒビール園に行き,ジンギスカンを食べながら生ビールを堪能した。
参加者は18名であった。
7日6日(水)
昨年度まで橋梁会の理事をしていただいていた安見和夫さんの送別会を高知市内の居酒屋「座屋」で行う。 安見さんが橋梁会に入会されたのは14年前の平成9年。橋梁技術者としても優れていたが、お人柄は本当に素晴らしく仲間から尊敬されている。
勤務先は、これまでと変わらない「(株)愛橋」であるが、仕事は、新しく始められた「あいさい農園」で有機栽培を研究し、作った新鮮な野菜を毎日出荷すること。今日は、松山から土佐町にある有機のがっこう「土佐自然塾」(代表者 山下 修)に勉強のために来られていたということてせあった。
「あいさい農園」で安見さんが作った、安全・安心で美味しい野菜を、いつの日か橋梁会で食べに行くことを夢見ている。
6月17日(金)~21日(火)東日本大震災被災地の宮城県を視察
高知県橋梁会の右城猛会長,西川準二理事,山岡幸弘会員、矢田康久会員、奥村昌史会員、濱田博人会員、仁井田祐二会員、植田巌朗会員が,高知県測量設計業協会の皆様と一緒に,気仙沼,南三陸町,北上川,女川,石巻,七ヶ浜,仙台塩釜港,藤塚,名取市,閖上,亘理町の津波災害現場を視察しました。
⇒「東日本大震災による宮城県の被害と調査結果から得られた教訓」(右城猛)
6月9日(木)
「宮城県を元気にする高知応援隊」(隊長・宮地貴嗣)の説明会と団結式が、18時30分よりオリエントホテル高知でありました。
宮城県に赴くのは56名で、6月17日に高知を出発します。
高知県橋梁会からは右城猛会長、西川準二理事、山岡幸弘会員、矢田康久会員、奥村昌史会員、濱田博人会員、仁井田祐二会員、植田巌朗会員、宮崎洋一会員が参加します。17日と18日は高知応援隊の一員として、南三陸町の志津川中学校と気仙沼高校の2箇所で赤牛カレー、野菜スープの炊き出し、よさこい鳴子踊りなどを行います。19日と20日は、高知県技術士会、高知県測量設計業協会のメンバーと一緒に女川、石巻、高城町、塩釜港、亘理町、山元町などで被災状況を視察する予定です。
5月13日(金)
高松市のホテルパールガーデンで土木学会四国支部の平成23年度総会があり、「土木学会四国支部賞」の表彰があった。
高知県橋梁会は、研修会を毎年4月、8月、12月に開催し、6月には現場見学会を実施している。また、高校生の橋梁模型コンテストに協賛し、審査員や記念品の贈呈などを行っている。こうした、高知地域での土木技術者の社会的評価を高める活動に対して地域貢献賞が贈られた。
高知県橋梁会から右城会長と岡林理事が出席し、土木学会四国支部長の藤澤伸光先生より表彰状をいただいた。⇒写真はこちら
4月19日(火)
13時より高知会館飛鳥の間で平成23年度第Ⅰ回研修会が開催され,自民党高知県連組織広報委員長高野光二郎氏による「東北地方太平洋沖地震災害調査緊急報告」など6名の講師による講演があり88名の参加者が熱心に聴講されました。
高知県橋梁会は昭和52年に設立され,34周年を迎えましたが,88名の参加は,昭和59年6月の研修会に並ぶ最高でした。
17時から定例総会があり,役員改選が行われました。
17時30分からは,会場を平安の間に移し,44名の参加者による懇親会が開かれました。
12月14日(火)
13時30分より高知会館で第3回研修会が開催され、高鉄建ブリッジ製造部長の小松範章さんによる「鋼橋の製作」、高知工業高等専門学校環境都市デザイン工学科の橫井克則先生による「コンクリート構造物のひび割れ発生の要因」、今年の3月まで会計検査院で調査官をされていた望月雄二先生による「会計検査と公共工事~私の体験から」と題する3編の講演と、高知工業高等学校土木科3年生の6名の皆さんによる課題研究「橋梁の老朽化と長寿命化に関する研究」の発表がありました。
会場には、11月27日に高知工業高校で開催された「第4回橋梁模型コンテスト」に出された高知工業高校の生徒さんが作られた橋梁模型が展示されて、参加者の注目を集めていました。
参加者は62名でした
11月27日(土)
高知工業高校で第4回高校生橋梁模型コンテストが行われ、4校の工業高校から10橋の作品の提出があった。今回からは、事前に生徒が製作した作品を会場に持ち寄り、デザイン性と構造性を5人の審査員が審査し、その後で 強度、計量指数を測定し、優勝、準優勝、3位、アイデア賞、努力賞を選定した。
高知県橋梁会からは審査員長として右城会長、審査委員として西川理事、岡林理事が出席した。
8月31日(火)
13時30分より高知会館で第2回研修会が開催され,日本技術士会四国支部副支部長の加賀晃次氏が「増田淳の橋梁設計手法と設計思想」,高知丸高高野広茂社長が「SqCピア工法」,日本プロテクト加賀山肇社長が「ロングスパン・ポケット式落石防護網工法の開発」,構造メンテックの安見和夫社長が「岩堰橋変状と今後の対策」,第一コンサルタンツの兵頭学氏「見学会報告」と題して講演をされました。参加者は44名でした。
8月11日(水)
高知県橋梁会では平成20年よりよさこい祭りに出場する「本山さくら」チームの地方車を応援しています。今年も、はりまや橋公園内にある播磨屋橋の二分の一模型の太鼓橋を地方車に載せるデザインでしたが、大工と建具職人が一緒になって製作したというだけあって、これまでよりも更に素晴らしい出来映えでした。まさか,とは思っていましたが、見事に地方車奨励賞に輝きました。三年連続の快挙でする。
7月7日(木)
第12回国土技術開発賞の表彰式が東京国際フォーラムであり、「ロングスパン・ポケット式落石防護網工」が国土交通大臣表彰である地域貢献技術賞に選ばれ、高知県橋梁会の右城会長が共同開発者の田中登志夫氏と共に表彰を受けました。
6月18日(金)
高知県橋梁会でバスをチャーターして、愛媛県松山市石手の岩堰橋と徳島県三好市池田の三好橋を見学。参加者は16名でした。
バスで移動中は,橋梁に関する知識を持たない方でも理解できるように,車中で基礎的な勉強会を行いました。岩堰橋では、橋梁の変状を観察して、その原因について現地で意見交換をしました。研修会には2人の女性も参加していましたが、とても有意義であったと好評でした。
4月20日(火)
「古い橋とどのように付き合うか」をテーマにして第1回研修会。国土交通省の大西道路構造保全官をはじめ、5名の講師に話題提供していただいて、その後でフロアーも交えた活発な討論が行われました。会場は80名を超す参加者で満席になりました。